ハワイでステートIDを取得するには|申請方法とそのメリットを解説

ハワイの景色

ハワイに引っ越したらまず済ませたい手続きのひとつに、「ハワイ・ステートID」の取得があります。

公式な申請と聞くと難しいイメージですが、決められた書類を用意すればスムーズに取得が可能!

今回の記事では、ステートID取得のメリット、申請場所、必要書類、手続きの流れ、注意点などの情報をお伝えしていきます。

これからハワイに住む方で、スムーズに生活をスタートさせたい方はぜひ読んでみてください。

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ハワイ・ステートIDとは

ALOHAサーフボード

アメリカではそれぞれの州がステートIDを発行しています。「ハワイ・ステートID」はハワイ州が発行している在住者カードのこと。

申請・取得は強制ではありませんが、旅行やビザ免除プログラム(ESTA)ではなく有効な滞在査証(ビザ)でハワイに居住する場合、このステートIDが必要になる場面が多くあります。

そのため、よりスムーズに生活するために在住者の多くが取得しています。

「身分証明」としても使えるのはもちろん、提示すると商業施設やお店で割引が受けられるのでとてもお得です!

ハワイではよくこのIDのことを「カマアイナ」と呼びます。
Kamaʻāinaカマアイナ):ハワイ語で「ハワイに住んでいる人」という意味。

ハワイ・ステートID取得のメリット

メリット

ハワイのステートIDを取得することで得られるメリットは、主に次の2つがあります。

メリット 1

動物園やゴルフ場などの観光施設、飲食店やショップ、ホテルなどの料金が「カマアイナ割引」(ハワイ州民限定の特別割引価格)になります。

なんと10%〜50%割引きに!

定員さんに ”Do you have Kamaaina(カマアイナ)?” 「ステートIDありますか?」と聞かれたら、IDを見せるだけでOK。

メリット 2

2つ目は、パスポートの代わりに「身分証明書」として使えること。

スーパーやコンビニでお酒(たばこ)を購入する際、レストランでお酒を注文する際に、身分証明書として提示することができます。

それ以外にも、銀行窓口で現金を下ろす、スマートフォンを契約するなどの生活のあらゆる場面で身分証として利用可能。

ステートIDを身分証明書として持っていれば、パスポートを持ち歩く必要がなくなります。

ステートIDはクレジットカードと同じ大きさ。小さいお財布にも余裕で収納できます。

ハワイ・ステートIDの申請場所

申請窓口は、島内に5カ所ある運転免許センターです。

  1. カリヒ-パラマ地区(島の中心部)
  2. カポレイ(同・西部)
  3. コウラウ(北東部)
  4. ワヒアワ(内陸部)
  5. ワイアナエ(北西部)

ホノルルに住んでいるなら、カリヒ-パラマ地区の「カパラマ運転免許センター」( Kapalama Driver Licensing Center)に行くのがよいでしょう。

ワイキキから少し遠いため、自分の車かUber(ウーバー)で行くのがおすすめです。

基本情報
925 Dillingham Blvd #101, Honolulu, HI 96817
GoogleMAPで見る
08:00~16:00
定休日:土・日・火
808-768-9100
honolulu.gov

ステートID申請に必要な書類

書類

ステートID申請に必要な書類類は次の6つ。

  1. パスポートなど(氏名、生年月日を確認する書類として使用)
  2. ビザ(米国での在留資格 / 法的存在を証明する書類)
  3. ソーシャル・セキュリティー・ナンバー・カード(社会保障番号が書かれたカードを事前に取得しておく必要がある)
  4. ハワイの住所を確認できる書類 2通(銀行からの手紙など)
  5. 申請書(窓口に置いてあります)
  6. 発行手数料 40ドル

①氏名を確認するための書類

  • 氏名 & 生年月日を確認する書類
    パスポート(+ビザ)で問題ありません。
  • 最近結婚して名前を変更した場合
    パスポートやビザ取得後にアメリカ国内で結婚し名前を変更した場合、「マリッジ・サーティフィケート」(婚姻証明書)を提出してください。
  • I-94フォームについて
    以前は、「I-94フォーム」という出入国記録情報が書かれたカードを提出する必要がありましたが、現在は提出不要です。

入国の際に用意した書類がたくさんあり、どれが必要なのかわからない方も多いでしょう。とりあえず全ての書類を持っていってスタッフに渡せば、必要なものだけ回収してくれます。

②ビザ(査証)

米国籍でない人が合法的に在留資格を得ていることを証明する文書(法的存在を証明する書類)としてビザ(査証)書類の提出が必要です。

③SSN(社会保障番号)カード

ハワイで就労する場合、社会保障番号(SSN / Social Security Number / ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)が必要です。

ID申請の前に必ずSSNを取得しておきましょう。

SSN原本を持っていく際は、絶対に紛失しないようにしましょう。
SSNは重要な番号となり、基本的には自宅で保管しておくものです

また、「学生ビザ」の方は、社会保障番号を持つことができません。

ソーシャル・セキュリティー・オフィスで Social Security Number Denial Letter(SSN Denial Letter:社会保障番号不許可証明書)を申請しましょう。

即時発行してくれるので、ID申請時はそちらを提示します。

手続きはダウンタウンにある連邦政府庁舎の中にある、ソーシャル・セキュリティー・オフィス(Social Security Administration)行います。

基本情報
RM 1-114 FED BLDG, 300 Ala Moana Blvd, Honolulu, HI 96850
GoogleMAPで見る
08:30~15:30
800-772-1213
ssa.gov

④住所確認書類

住所を確認できる書類は、次のようなものがあります。

  • 申請日から2ヵ月以内の公共料金請求書
  • 保険会社等の支払い証明書
  • 2ヵ月以内の銀行取引明細書
  • 6ヵ月以内の賃貸契約証書
  • 住宅所有の証明書類

書類に住所・氏名・日付が記載されているか確認しましょう。

銀行や保険会社からの文書の場合、住所・氏名の記載部分と、日付が付いている本文記載部分の両方を持参してください。

却下される可能性もあるので、余分に持っていくと安心です。

提出書類は「原本」を持参しましょう。コピーでは受け付けてくれません。

⑤申請書

窓口にある申請書に必要事項を記入しておきましょう。

⑥発行手数料

8年満期の申請:40ドル
7年以内:1年あたり5ドル

ビザ(査証)で滞在期間が限定されている場合、有効期限はその期間までです。

ハワイ・ステートID申請は予約した方がいい

カレンダー

予約は必ずしも必要ではありませんが、予約しておけば長時間待たなくてすみます。

免許センターは早朝から大変混み合い、受付開始時間(午前8時)前から多くの人が並んでいます。

Erika

筆者は8時30分頃到着したのですが、すでに長蛇の列でした。
申請が終わったのは午後4時で、7時間ほどかかりました。

曜日によっても混み具合は違います。予約なしで行く場合は、受付開始よりかなり早く行くのがよいでしょう。

予約はこちらから。

ハワイの免許センターで申請

申請の受付

免許センターに着いたらまず受付番号を取ります。

書類が揃っているかどうかチェックされ、不備が無ければ紙の番号札を受け取ります。

待合室に入ると掲示板があり、そこで自分の番号を確認できます。
自分の番号が呼ばれたら窓口に行く流れで、日本の銀行と同じようなシステムです。

待っている間に、申請書に記入を済ませておきましょう。

氏名・住所・生年月日・身長・体重・目の色などの詳細な情報を記入。(ステートIDにそれらが記載されます)

※身長や体重はアメリカの単位
身長:Feet / 体重:Ibs

緊急連絡先も記入する必要がありますが、ハワイで連絡のつく方の名前と電話番号を書けばOK。友人や会社の上司などでよいでしょう。

ハワイ・ステートID申請手続き

  1. 自分の順番が来たら、窓口に行く
    窓口は10個くらいあり、空いたらスタッフが呼んでくれます。

  2. 持参した書類を全て提出する
    書類を提出すると、スタッフが情報をパソコンに入力してくれます。指紋もスキャンします。

  3. 手続きが終わると、「IDが書かれた仮の紙」が発行される
    カードが届くまで代わりに使いましょう。

  4. 最後にカード用の写真撮影。
    身だしなみを整えて顔写真を撮影します。

ハワイ・ステートIDが届くまで

カードは、申請してから約1ヶ月前後で手元へ届きます。

それまでの期間は、申請時に手渡された「IDが書かれた仮の紙」を代わりに使いましょう。

アメリカの運転免許証がある場合

運転免許証を持っている場合は、それが公的な身分証明書になります。

そのため、わざわざステートIDを作る必要はありません。

ステートID以外の他の証明書は公的に使えない

学生証や職場のIDカードなどは公的な身分証明書になりません。もちろん日本の運転免許や保険証も不可です。

まとめ

今回はハワイIDの申請・取得方法と、取得のメリットなどをお伝えしました。

公的な手続きですがそこまで難しいものではないので、ぜひIDを取得して日々の生活に役立ててみてください!

よりお得にスムーズに暮らせるようにぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

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