ハワイの伝統「フラ」とは|意外と知らないフラの歴史やその起源

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ハワイの文化として真っ先に思いつくのが「フラダンス」。日本でもフラ教室があるなど多くの人々に親しまれています。

ハワイでは「フラ」と呼ばれ、踊りだけでなく踊りと共に奏でられる楽器の演奏や詠唱、歌(チャント)も含めた伝統芸術。

古来から受け継がれた伝統フラには、ハワイの歴史や人々の想いがたくさん詰まっています。

ハワイの観光地、ワイキキエリアでもフラのショーを楽しむことができ、ハワイを訪れたら必ず一度は鑑賞したいもの。

 今回の記事では、意外に知らない「フラ」の歴史やその起源、見どころなどを紹介していきます。

フラの歴史や魅力を知ったら、よりハワイへの理解が深まりもっとハワイを好きになることでしょう!

CONTENTS

フラの歴史

まずはフラの歴史について紹介していきます。

フラのはじまり

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いくつかの説がありますが、フラを築いたのは西暦500〜600年頃にマルケサス諸島周からはるばるハワイにやってきたポリネシア人ではないかと言われています。

同じポリネシア圏にあるタヒチの「タヒチアンダンス」と非常に良く似た特徴がありますよね。

ハワイに渡ってきたポリネシア人たちには文字というものがありませんでした。そのため、神への信仰の表現や体験、出来事を後世に伝える手段としてフラを踊り、それがフラの歴史のはじまりであるとされています。

古来ハワイにおけるフラの役割

大昔のハワイでは、すべてのものに精霊「マナ」が宿ると信じられており、人々は神様や自然への感謝の気持ちと祈りを込めて、宗教儀式の一部としてフラを踊っていたそう。

また、文字を持たなかったハワイの人々にとって、フラは歴史の継承という重要な役割も果たしました。

古来のフラは音楽に合わせて踊るというより、チャント(詠唱)や太鼓の音とともに踊られ、その踊りはチャントの内容を体現する演劇のようなものだったそう。

それぞれの手の動きが虹や雨、花、風に揺れるヤシの木、波の動きなどを表しており、踊り自体が一つの物語を構成し何世紀にもわたって歴史や出来事を後世に伝承してきました。

選び抜かれた人だけが踊れたフラ

諸説ありますが、この世で初めてフラを踊ったのは「女神ラカ」だとされる神話もあります。ハワイのモロカイ島にある洞窟で女神ラカが踊った踊りが、フラの起源と言われることも。

ラカは今でもフラの守護神と崇められ、ラカを祀る祭壇を設けるフラ・ハラウ(フラの学校)も多いようです。

そして、そのように奥深く神聖な踊りであるという理由から、古来のハワイにおいてフラは選び抜かれた男女だけが踊ることのできる特別な踊りでした。

若い男女の中から踊りの才能や容姿を元にクム・フラ(フラの師範)によって選び抜かれた人々は、女神ラカを祀る寺院に住み込み、長期間に渡り厳しい特訓を受けていました。

彼らはその特訓でさまざまな物語を語るフラの踊りを習得し、認められるとやっと人前で踊ることが許されたそう。

消えかけたフラ

 19世紀初頭、ハワイに渡ってきたアメリカの宣教師たちは、自然崇拝のフラを「キリスト教の脅威」とみなします。そして、当時の女王カアフマヌ(カメハメハ2世の妻)にフラを禁止するように命じたのです。

「自然崇拝を意味するフラは野蛮でみだらなもの」とされ、フラやサーフィンを含むハワイの伝統文化は、1874年にカラカウア王によって禁止令が解かれるまで約50年間姿を消してしまいました。

王国の崩壊とハワイ文化の再生

1893年、リリウオカラ二女王がアメリカの勢力に制圧されて退位されられ、ハワイ王国は崩壊。1898年ハワイはアメリカの準州となりました。

 1874年にカラカウア王によって復興したフラですが、アメリカの一部になったことでハワイの人々は自分達の文化を隠すようになってしまいます。

そこから長い時間が流れ、1950年代にアメリカ本土で起きた公民権運動をきっかけに、ハワイ文化に再び日の目が当たるように。

 ハワイにおいても、地元の人々が文化や誇りを取り戻そうとする「ハワイアン・ルネッサンス運動」が始まったのです。

一部の人々によって密かに守られてきたハワイ文化やハワイ語の教育、フラの復興を目指す競技会が各地で行われるようになり、ハワイ文化が再生されることになりました。

フラのオリンピック「メリー・モナーク・フェスティバル」


ハワイで公民権運動「ハワイアン・ルネッサンス運動」が盛んだった1964年、フラのオリンピックと称される最大のイベント「メリー・モナーク・フェスティバル」がハワイ島のヒロで初めて開催されました。

 
フラ禁止令を解いたカラカウア王の愛称「メリー・モナーク(陽気な君主)」の名が付けられたこのイベントは、毎年イースターの祝日に合わせてハワイ島のヒロで開催され、世界中から多くの観光客が集まる一大イベント。

イベントの様子はテレビ中継されたり、インターネットのストリーミング配信もあったりと、日本から楽しむことが可能。


古典フラ「カヒコ」と現代フラ「アウアナ」

ここからは、古典フラ「カヒコ」と現代フラ「アウアナ」についてそれぞれの特徴を紹介します。

ちなみに、カヒコ(Kahiko)はハワイ語で「古い」「古代の」という意味。アウアナ(Auana)は「漂う」「さまよう」「正道をそれる」という意味です。

フラ・カヒコの特徴

フラ・カヒコは古典的、宗教的なフラのことを指します。

カヒコに使用されるのは、ひょうたんのパフやイプといった打楽器がメイン。パフやイプを打ち鳴らしながら、自然や神に対する畏敬の念を表したメレ(詠唱)を唱え、それに合わせて踊ります。

そのため、かなり宗教的で神聖な踊り。

先ほどの「メリー・モナーク・フェスティバル」で登場したビデオのフラがカヒコになります。私たちがフラと聞いてよく思い浮かべる踊りとは少し違いますよね。

フラ・アウアナの特徴


フラ・アウアナは、現代的な新しい形式の自由フラ。19世紀以降、欧米の音楽を取り入れて発展しました。

主に男女の愛の要素を含み、その詩は私たちもよく聞いたことのあるハワイアンソングになっています。

カヒコと違う点は、ギターやウクレレなど旋律のある楽器が使用されていること。そして、表情豊かに優雅に踊る点も特徴的です。

フラのショーでよく目にするものは、このアウアナがほとんど。私たちがフラダンスと聞いて思い浮かべる踊りです。

フラのポイントを知ってもっと楽しもう

ここまではフラの歴史をたどってきたが、ここからは知っておくとさらに楽しくフラを鑑賞できるポイントをお伝えしていきます。

お花の首飾り「レイ」

フラダンサーが身に着けている、お花でできた首飾り「レイ」。

ハワイでは植物や貝殻、岩などありとあらゆるものに精霊や力(マナ)が宿ると考えられています。

フラのレイはただ単に華やかに見えるようにするためではなく、精霊やマナの力を借りたり、魔除けのためなのです。

フラの衣装「パウ」

フラダンサーの衣装で多いのが、ハワイ語で「パウ」と呼ばれるスカート。

パウは神に捧げるフラを踊るための衣装のため、敬意を表して上から被って着るのが正式な着方とされています。またパウには力(マナ)が宿るとされ、洗わないほうがよいという説も。

無地のものから花柄が施されたものなど、特に現代フラはカラフルなパウが見られます。衣装に興味がある方はパウにもぜひ注目してみてください。


まとめ

今回は、意外に知らない「フラ」の歴史やその起源、見どころなどを紹介してきました。

フラの歴史や魅力を理解した上でフラのショーを見ると、今までの見方と何か違う感じがあるかもしれませんね!

以下の記事の中では、ワイキキ周辺のフラを鑑賞したり体験したりできるスポットを紹介しています。ぜひ足を運んで、ハワイの伝統文化であるフラの歴史をたっぷり感じてみてください。


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