ハナウマ湾自然保護区の水質が改善!訪問には予約が必須に

ハナウマ湾
  • URLをコピーしました!

美しい雄大な自然と、ユニークな文化を持つハワイ。

近年は、世界中から押し寄せる観光客が原因で自然環境に負荷がかかったり、ハワイで暮らす人々の生活の質が下がったりと社会問題が指摘されてきました。

ハワイにとって需要な観光業を持続可能なものにするためには、観光と環境のバランスを維持しながら、観光客と住民の双方が観光に対して満足していることが必要不可欠。

そこでハワイ州は現在、古くから受け継いできた自然や文化を守りながら、観光客がその歴史や文化、自然環境について理解を深められるようにさまざまな取り組みを試みています。

今回の記事では、ハワイ州の自然環境を守る取り組みとして、ハナウマ湾自然保護区の活動をご紹介。

これからハワイを訪れる方は、ハワイの美しい自然を守ることを意識しながら読んでみてください。

CONTENTS

ハワイの自然環境を守る取り組み

ハワイん植物

近年、ハワイだけでなく世界の多くの観光地は持続可能な社会の実現に向けて、観光産業が担う役割の重要性を認識するとともに、地域社会、文化、自然環境へ貢献できる観光へと変化しています。

ハワイではこのような取り組みの源となった「Mālama Hawaiʻi(マラマハワイ)」という概念が約50年前(1976年)に生まれたそう。マラマとはハワイ語で「思いやりの心」という意味です。

ハワイ州観光局は「マラマハワイ」を掲げ、ハワイの文化や自然を守り、住民の生活も旅行者の体験もより豊かで満足できるものにするための取り組みに注力。

また、ハワイ州は2014年に独自に定めた「アロハプラスチャレンジ」というSDGsを目標に掲げ、観光でよりよい社会の実現を目指しています。

新型コロナウイルスで変わったこと

モンクシール

そんな中、2020年3月に新型コロナウイルスのパンデミックが発生。ほとんどのお店が閉まり街はロックダウン状態に。もちろん観光客の往来も途絶えてしまいました。

観光業が経済を支えるハワイにとっては大打撃。その後半年ほど観光客が訪れることはなく、厳しい規制に加え多くの人が失業。街の治安も悪くなるなど大変苦しい時期を経験しました。

しかしその一方で、観光客の激減により自然環境が目に見える形で再生。海水の透明度が上がり、普通ならビーチに上がってこないようなウミガメやモンクシール(アザラシ)がビーチに現れました。

海水が綺麗になったことは海に入ると一目でわかるくらい。多くの人々がハワイの自然が元に戻ってきたことを実感したはずです。このような出来事から、ハワイの自然に対する責任と思いやりを意識し始めた人が増えたと言われています。

コロナで社会経済の大打撃というマイナス面がありましたが、一方で人々の自然環境に対する意識の変化というプラスの面もありました。

ハナウマ湾自然保護区の水質が改善

観光と環境のバランスを保つことが持続可能な観光につながります。その成功例として、オアフ島の大人気観光スポット「ハナウマ湾自然保護区」の取り組みをご紹介します。

ハナウマ湾

オワフ島東海岸にあり、全米ベストビーチランキング1位に2度も輝いたことのある非常に美しいハナウマ湾。もともと水の透明度が高く、ウミガメや熱帯魚が多く見られるためシュノーケリングスポットとして多くの人々が訪れていました。

フックのように曲がった形が特徴的ですが、約3万2000年前の火山活動によってクレーターが形成された後、長年の海水や雨の浸食によってこのような形になったそう。

ちなみに、「ハナウマ」はハワイ語で「曲がった湾」という意味。高台からは絶景をのぞむことができ、ハワイの王族たちに愛された神聖な場所で、昔は王族以外の立ち入りが禁止されていたんだとか。

ウミガメ


以前はハナウマ湾の魚たちに餌を与えることが禁止されていませんでしたが、そのせいで水質が悪化。生態系を守るために自然保護区に指定され、環境を守るためのさまざまなルールが設けられました。

餌を与えることはもちろんのこと、海の中でサンゴの上に立つことや触ること、足ひれで海底の砂を巻き上げること、サンゴに有害な成分を含む日焼け止めを使用することなどが禁止に。

このように、コロナ前からさまざまなルールを設け環境保護を試みていたハナウマ湾ですが、パンデミックによって公園が閉鎖されたことで海洋環境の再生につながりました。

このことを受け、現在は規制がさらに強化。

海水の透明度が42%高まったハナウマ湾

海で泳ぐウミガメ

ハワイ大学の研究者が2020年4月21日から6月16日の間、週に1回、水の透明度を測定したところ、コロナ禍で閉鎖される前よりも湾の水の透明度が約42%高まったと発表しました。

この状態を維持するために、ハワイ州は2021年7月1日より入場料金を12ドルから25ドルに引き上げたほか、1日に入場できる人数を制限。

また、入場時の混雑を避けるため、2021年4月26日よりオンライン予約システムが導入され、入場するには予約が必須になりました。

ハナウマ湾自然保護区の入場予約の仕方

ここからは、ハナウマ湾自然保護区の入場予約の仕方を説明していきます。

① 予約専用サイトにアクセス

PROS(Park Recreation Online System)にアクセスし、「Hanauma Bay」と表記された写真をクリック。

訪問48時間前からのみ予約が可能で、現地時間の午前7時(日本時間午前2時)から受け付けが開始されます。非常に人気で受付開始数分でチケットが完売となるため、受け付け開始直後にアクセスすることをおすすめします。

Hanauma Bay予約サイト

②訪問日と時間を選択

訪問日と10分ごとの予約枠が表示されます。訪問日は翌日、または翌々日のみ予約が可能。10分ごとの予約枠は午前7時から午後1時20分まで。1枠30人か35人までです。

完売した枠は「tickets sold out」と表示され予約できません。予約可能な枠から時間を選択しましょう。

予約枠

③ビデオ視聴日時を予約

ハナウマ湾へ訪れる全ての人に、入園時にビデオを視聴することが義務付けられています。ビデオの内容はハナウマ湾の歴史や自然環境、生態系、海洋生物保護について。時間は約9分。

全て英語ですが、日本語の解説付きを選択することもできます。オンラインの予約画面に視聴可能な時間が表示されるので、希望時間を選択しましょう。

ビデオ視聴はハナウマ湾を利用する際の必須条件。過去に訪問したことがあっても入園の度に視聴する必要があります。

※ハナウマ湾に再び訪れる場合、視聴後の手続きにより1年間はビデオ視聴が免除。

④代表者の必要事項を入力

訪問日とビデオ視聴の予約が完了すると、必要事項の入力画面になります。代表者の氏名、メールアドレス、携帯電話番号を入力し、「NEXT」 をクリック。

⑤訪問人数を入力

訪問人数を入力し 「Place Order」をクリック。

1回の予約で最大10人まで可能です。12歳以上の方は「Adult Non Resident Ticket(ハワイ州在住者以外)」、12歳未満の方は「Child Ticket」の枠に該当人数を入力してください。

⑥クレジットカードで入園料を事前決済

最後にクレジットカードで事前に決済します。入園料は1人25ドルで、以下に該当する方は無料。

  • 12歳以下の児童
  • ハワイ州発行の身分証明書を所有している方
  • 米軍関係者(退役軍人を含む)
  • 州内の学校に就学中の学生

※駐車料金は1台3ドル(ハワイ市民は1台1ドル)で、現地にて現金での支払いが必要。

⑦予約完了メールを確認

決済後は予約完了画面になります。登録したメールアドレス宛に予約完了メールが送られてくるので、入力内容に間違いがないか確認しましょう。

訪問当日は入場の際に、スマートフォンに保存した予約完了画面か予約完了メール画面を提示してください。紙にプリントしてもOK。

ハナウマ湾自然保護区(Hanauma Bay Nature Preserve)の概要

名称ハナウマ湾自然保護区(Hanauma Bay Nature Preserve)
所在地100 Hanauma Bay Rd, Honolulu, HI 96825
開園時間水曜日~日曜日
6:45~16:00
(入園は13:30まで、ビーチへの入場は15:15まで)
定休日月・火曜日
入場料1人25ドル
(12歳以下の児童、ハワイ市民、軍関係者、州内の学校に就学中の学生は無料)
駐車料金1台3ドル(ハワイ市民は1台1ドル)
※駐車料金は現地で現金での支払い
公式HPhttps://hanaumabaystatepark.com/
ハナウマ湾

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
CONTENTS